永遠~時代を恋えて~

そういえば、両親は来ていないんだ…

両親か…

来てるも何もおれには両親がいない。

中3の夏にあの事故で…

それにしても…ここはどこの病院だろう。

「すいません…」

看護婦さんに声をかけると忙しいのか無視される。

「なんなんだよ!」

ちょっと声を荒げてみた。

ストレッチャーが急いで運ばれてきた。

急患だ。

「あれ?あの人どっかで見たような…」

あの時の警官だった。