「君はさっきの喧嘩見てどう思った?」

「…別に、何も。」

「そうだよな。自分に関係ないもんな」

「…」

この警官は何が言いたいんだろう。

「次は、観客じゃなくて演じてみたらいい」

それだけ言って警官はいなくなった。

ジリジリジリジリ…

暑さはさらに増してきた。

皮膚が弱いから夏でも長袖じゃなきゃだめな自分。

「自動販売機どこかな?」

とりあえず、歩いてみることにした。