秘密な契約と掟破りな愛【最終章】


あなたが意識を取り戻した時、とても胸がいっぱいになって家に帰ってから沢山泣いた。


久しぶりに子供の様に大きな声を出して一晩中泣いてたっけ…。


意識が戻ると同時に、あなたはまた、私を突き放そうと冷たくあしらうのが毎日続いた…。


私の事を思ってなんだって何度も自分に言い聞かせながらも、冷たくあしらわれるの…結構こたえてたっけ。


だけど、それよりも…あなたが生きてる事がとても嬉しくて…私のつらい気持ちよりも胸を温めてくれてた。


だから私は、またもう一度昔の様にあなたを追い掛ける事に決めたんだっけ。