秘密な契約と掟破りな愛【最終章】



「体調よさそうだな」


「ええ。ばっちりよ」



翔矢と愛里は優里の頬を触ったりキスしたりして遊んでる。



「今回も五日で退院するのか?」


「もちろん。いくら産婦人科とは言え病院は苦手なのよ。…何よ?帰って来て欲しくないの?」


「誰もそんな事言ってないだろが」


「じゃあ、早く帰って来て欲しい?」


「…さあな」



冗談まじりに聞くと、相変わらず慎矢さんははぐらかすんだから。