秘密な契約と掟破りな愛【最終章】


どうしよう…。
確か…相手の目を見るんだったわよね…?どこを狙っているのか、わかるって言ってたもの。



『…あんたなんか…死ねばいいのよっ!!!』


『きゃぁぁっ!!!』



彼女は私の目の前で包丁を持っている右手を大きく振り上げると、私の胸へ目掛けて振り下ろす。


咄嗟に私はベッド側へと逃げて刺されずに済んだものの、彼女は振り返り再び私へと突進して来た。