秘密な契約と掟破りな愛【最終章】


う、嘘っ?!
包丁なんて…本気…?
どうしよう…慎矢さんは薬で眠ってるし…。



「あなたに慎矢さんは…渡さない。私だって、ずっと慎矢さんの事見て来たんだから…」



目が…本気だわ…。
本気で、私を刺すつもりなのね。


前に何度か慎矢さんに、ナイフの交わし方を教えて貰った事あるんだけど…。


いざ、本番でしようと思っても足が小さく震えて動かない…。