秘密な契約と掟破りな愛【最終章】


慎矢さんは、たまにだけどサラッと嬉しい事を言ってくれる。


本人は鞭は与えても飴は与えてないつもりみたいだけど、結構沢山貰ってるのよ。


この事はあえて内緒にしてるんだけど。言ってしまったら飴貰えなさそうだし。




「何ニヤついてんだ?」


「へ?私、ニヤついてた?」


「…かなりな」


「別に何でもないわ。気にしないで」




相変わらず鋭い人なんだから。