紅い樹

都紗はずっと上ばかりを眺めて居る


にこにこ微笑んだり桜の花びらを手でつかもうとしたり、風が吹くと髪を抑えたり、




女性らしい仕草を繰り返す



そんな姿を見ながら俺は尋ねた



「あの…前言ってた自分はそのうちここから居なくなるってどういう事だ?」