『は?
親父?』
「そう。
心吾はあの人似だと思ってたけど、やっぱり全然違うのね。
あの人よりも厄介みたい。
てゆうよりも……あの人とあたしが混ざって余計面倒くさい性格になったみたいねぇ。」
「はいはい、性格わりぃって言いてぇんだろ。」
『性格悪いのとは違う。
そうだな…心吾はあの人に似て口が悪くて何考えてるか分かんなくて偉そう。
でもあの人は、その分行動全てに意味があったし、言い方は上から目線でも言葉は優しさが入ってた。
でも心吾はあたしの素直じゃない所や、思った事を言う癖に肝心な事をなかなか言えない。
そこが似ちゃったの。」

