社長の息子と恋




すると今日で二回目のド突きを食らった。


『いってー!」


「女の子にそんな事言うんじゃない!!」


お袋が俺より小さいくせに偉そうに怒った。


「ごめんね、心亜ちゃん。
それにしてもらきに似て本当美人だ~。」


「ここちゃんは気にしないで!
こいつが悪いんだから!」


『お前一応今日から俺先輩なんですけどー。』


そう。
心亜は俺より一つ年下。
今日から俺の高校に入学する。
だから俺がこいつをわざわざ学校に送ってやらなきゃいけない。