あたしの名前は結城心亜。 ママが大好きな友達の名前から取ったんだとか。 『ママ~! ここちゃんとこに心吾迎えに行ってきます!』 「はぁ~い! 心によろしくね~!」 遠くにママの声を聞きながら、まだ慣れないミニスカートの制服姿で家を出た。 五分先にある大きな一軒家。 ママの親友の家。 あたしの幼なじみがいる家だ。 ピンポン、とインターフォンを押すと、ちょっぴり苦手なここちゃんの旦那さんのまこ兄が出た。 相変わらず怖い顔で、よ。とドアを開けてくれた。