「心吾は将来社長になるの?」 突然俺の家に遊びに来た時、心亜がお袋と親父に聞いた。 「…え?」 お袋と親父が同時にこちらを見た。 ソファーでくつろぐ親父がグルリとテレビに向き直り、素っ気なく返事をした。 「別に心吾がなりたくねぇなら俺は無理になれとは言わねぇ。」 「それに、この人はなかなか死ななそうだし?」 人事みたいに笑ってそんな事を言うお袋に呆れた。 「ふぅん。」 『俺はならねぇぞ。 社長の息子だからって関係ねぇからな。』