「…そろそろ帰るか。」 『うん。』 慣れない優しい心吾にドキドキしながらあたしは心吾の隣を歩いた。 心吾の家に着くと、ここちゃんが慌てて出てきた。 「心亜ちゃんと心吾! 良かった~! 心配したんだからね!」 『ごめんね、ここちゃん…』 「…お袋。」 突然声を出した心吾に目を向けると、ギュッと手を掴まれた。 驚いていると、心吾は低い声でここちゃんに言った。 「こいつ、今日から俺の彼女だから。」 しばらく沈黙が続いて、ドキドキする胸の鼓動を感じた。