『ああ、そのこと。
わざわざ圭くんのお友達からのお誘いだし、いいと思って受けたけど?』
「お前、テーマパークとか全然興味ないだろ!
おまけにチケットも取れないようなところだぞ?
すっげぇ人数も多いに決まってるじゃないか!」
『そうだろうね~…』
暢気に答える茅乃の声を聞いていると、一人であたふたしている自分がバカらしくなってくる。
「本当に、本当にいいのか?」
『うん、いいよ。
圭くんと二人っきりより、よっぽどマシ!』
はっきりと言い切った茅乃の言葉に、俺は『そういうことか』と納得する。
茅乃は俺と二人っきりで出かけるよりは人ごみの多いテーマパークに俺の友達と一緒に行ったほうがマシだと。
こいつ、言ってくれるよな。
「わかった。
お前がその気なら、俺はもう何も言わない。
そのかわり―――、当日、覚えとけよ」


