―――あいつは、からかうとかなり面白いし、他の女みたいに気を使うこともない。
俺の性格もわかってるし、何よりあいつは俺のことを嫌ってる。
そんなあいつをいじめてやりたいからと思って、今回のことを考えた俺。
それなのに、そんな俺の考えも今回のことでパーになる勢いだ。
冗談じゃない。
第一、俺はテーマパークなんて興味は全くない。
恐らく、茅乃も。
わからないけど、なんとなくあいつが人ごみの中並んで、はしゃいでいる姿なんて想像できない。
「嫌だって、なんでだよ」
「たぶん、あいつはテーマパークとか興味ない」
「それは、圭史が行きたくないからそう言っているだけだろ?
女の子はみんなこういうのに弱いんだって」
確かに、大部分はそうかもしれないが、あいつは明らかに少数派の人間だ。
渋い顔を見せていたら、雅紀が「なあ」と聞いてきた。
「どうして、そこまで嫌がるんだ?
もしかして、その子を俺たちに会わせたくないとか?」
「別に………」
そう答えながらも、俺はちょっと待てよと考える。
考えてみれば、雅紀の言うとおり、俺は茅乃をこいつらに会わせたくないのかもしれない。
特に、誠には―――…


