あの容姿なんだから、男ならいくらでも寄ってくるだろうに。
きっと、あれだな。
あの性格。
がさつではないが、なんとなくとっつきにくい冷めた部分がある茅乃。
それに黙ってれば、清純なお嬢様タイプの茅乃だから、男共も軽い感じでは声をかけづらいのかも。
それにしても―――…
「女って、変わるもんだよな~…」
「なんだよ、それ。
だけど、お前が可愛いって言うってことはかなりのハードルの高さってことだよな。
やっぱり、テーマパークにはその子も誘って来い!」
「はあ?」
正直に話したのだから、話の流れ的に仕方ないということになるのだとばかり思っていた。
それが、どうして話がふりだしに戻る!?
「なんでだよ。絶対に嫌だ」
一緒に俺以外のダチまで来るとなれば、茅乃は絶対に逃げる。
俺一人でも、きっと今ごろ何か逃げる手がないかと考えているはずだ。
そんなあいつに逃げ道の要素を一つでも与えてやるつもりなんてない。


