子供+大人=恋?の方程式












     *











「へぇ~…、知らなかった。

圭史が家庭教師のバイトをしてたなんて。

だってお前、カフェのバイト、結構、実入りがいいって言ってなかったか?」





 頬杖をついた形で、雅紀は俺のことを見てくる。


 確かに、雅紀にはそういうことを話した気がする。


 実際、俺はあのバイトだけでもやっていけると思ってたし―――…


「まあ、親からの頼み? 

知ってる子だし、無下に断ることもできなかったんだよ」





 かっこ悪いから、親に脅されたなんてことは言わない。


 だけど、「ふ~ん」とわかってくれた雅紀とは逆に、またも誠が興奮気味に聞いてきた。


「で? 

その子って、可愛いの!?」





 こ、こいつの頭の中にはいつもそれしかないのか?





 冷めた目で誠のことを見ながらも、俺は茅乃のことを思い出す。


「まあ、可愛いんじゃねぇの?」





 ただし、彼氏とか男関係は全く音沙汰がなさそうだけどな。


 昨日のあの反応。


 あれは、絶対に男の経験なし。


 自分でもキスも初めてだとか言ってたしな。