「………お前には関係ない。
お前の知らない奴だし」
「なんだよ、それ。
誘いを断るからには、誰と何の用事なのか、詳しく説明しろ!」
「はあ?
何で俺がそんなことイチイチ説明しなくちゃいけないんだよ」
別に誘いを断るぐらいで、俺が誰とどこでどんな約束をしてようが関係ないはずだ。
それを説明しろだなんて。
誠も、いい加減に諦めろよ。
「なあなあ、圭史。
その約束の相手って男? 女?」
「んぁ?」
雅紀に聞かれ、俺は少し考える。
別に男か女かってことだけだし、逆に女ってことを言えば、デートだと思って誠も諦めるかも………。
「女」
「女~? ま、マジでか?」
聞いてきた雅紀はそれほど驚いていないのに、どうして誠が興奮して驚いてるんだよ。
全く意味わかんねぇ。
「マジで」
「どこの誰だよ!」


