「俺はパス」
「ええ?
なんでだよ。
あ、もしかして、バイトか?
それぐらい誰かに代わってもらえよ」
「ちげぇよ!
バイトは休んでるし」
「じゃあ、なんだよ」
なぜかムキになって聞いてくる誠。
なんで、そんなにムキになるんだよ。
意味がわからねぇ。
なぜか、雅紀やコウもジ~ッと俺のことを見てくるし………。
「約束があるんだよ」
「約束って誰とだよ」
「誰だっていいだろ?
なんで、お前にそこまで言わなくちゃいけないんだよ」
さっきの静香の件は、あっさりと引きやがったのに、なんで今回はしつこいんだよ!
「お前、ここのテーマパークのチケットって、すでに三ヶ月先までいっぱいでチケット取れないんだぞ?
それを…」
「別に俺、興味ないから」
テーマパークなんて、どうせ行っても、乗り物に乗るためにはまた何時間も並ばなくてはいけなかったりするんだ。
そういうことを考えると、それだけで嫌になってくる。
そこまでして乗りたいとも行きたいとも思わない。
俺の性格を誠は知ってるし、ここまではっきりと断ったら諦めると思った。
だけど―――…


