「で、何?
わざわざ四枚あるってことは、僕たち、これ貰っていいの?」
すでに手に取っていた一枚のチケットをそう言いながら、コウはすでに自分の財布の中にしまおうとしていた。
「ちょっと待て、コウ!
あげてもいい。
だけど、それ日付入りなんだよ」
「日付入り~?」
コウがチケットを確認するのと同時に、俺も手に取っているチケットの日付を見る。
この日付って………
「この日曜日に一緒に出かけようぜ!
実はさ、数人の女子にもチケットもうあげてたりするんだよな~…」
アハハハと笑いながら言う誠に俺は、冷たい視線を向けた。
「雅紀はもちろん来るよな?
お前、この前からここのテーマパーク行きたいって言ってたんだし」
「それは、まあ。
数人の女子は余計だけど、まあ、男四人っていうのもそれはそれで、ちょっとって気もするしな」
「だろ?
よし、雅紀はOKだな。コウは?」
「いいよ。
僕もこのテーマパークには一度行きたかったし」
「そっか。
じゃあ、雅紀もコウも来るってことは、もちろん、圭史もOKだよな?」
いかにも当たり前というように言ってくる誠に、俺はチケットを返す。


