ムキになって言い返すあたしに、「わかったわかった」と圭くんは軽く笑いながら諌めてくる。
でも、その笑いからして、絶対にわかってないよね。
む~…としながら、あたしは圭くんが自分がいた場所に戻ったから、あたしも仕方なく戻る。
「ところで、もうあんなこと言うなよな」
「あんなことって?」
またも、癖なのかテーブルの上をトントンと叩く圭くんの指を見ながらあたしは聞く。
「だから、灰皿を取ってくるって」
「だって、圭くんが………」
「まあ、あれは俺も悪かったけど」
あ、一応、自分が悪かったとは認めるんだ。
「お前が子供とかそういう以前に未成年の前で、堂々とタバコは吸えないだろ」
「そう?」
「ああ。
タバコは吸うけど、これでも一応気をつけてはいるつもりなんだぜ」
「ふ~ん。意外………」
圭くんのことだから、てっきりそういったことなんて気にしないんだと思ってた。


