「だいたいさ~。
茅乃は自分がどれだけ恵まれた容姿を持っているのかって、自覚がないよ。
茅乃だったら、すぐにでも彼氏ができるに決まってるのに~…。
ねえ、拓斗くん?」
「えっ!? 俺にふるなよ」
突然の真澄の攻撃に、珍しく拓斗が焦る。
いつもの拓斗なら、すんなりと真澄の話に乗って、軽く流しそうなのに。
「だって~。
拓斗くんなら、茅乃とも付き合い長いしさ。
近くで見ている分、そう思うでしょ?」
「え~…」
実に答えづらそう。
拓斗は思いっきり眉間に皴を寄せたかと思うと、チラリとあたしのことを見てきた。
「まあ、確かに茅乃はモテるけど………」
「モテてないから!」
即答で否定する。
だけど、そんなあたしの言葉はスルーして拓斗たちは二人で話す。
「昔から知ってるからな。
容姿と同じような性格ならわかるけど………。
こいつは、どちらかというと性格は男っぽいから」
「あ~…、まあ、そうだよね~…」
なぜか二人して、あたしを見て妙に納得する。


