「そんじゃな~」
「それじゃ、茅乃ちゃん。またね」
店を出た途端、反対方向に行くらしいコウさんたち。
あたしたちは、そんな三人を手を振って見送る。
最後に、クルッと振り返った誠さんは、「あんまり茅乃ちゃんをいじめるんじゃねぇぞ~!」なんて、大声で言ってくれちゃったものだから、道を歩いていた人たちから一斉に注目されてしまい、かなり恥ずかしい思いをした。
「~~~っ、あの、バカッ!
ほら、行くぞ」
圭くんは、あたしの腕を掴むと強引に歩き出した。
駐車場は、入り組んだ道の中に四台ほどだけ止められるコインパーキングだった。
そこに、圭くんの見慣れた車が置いてあった。
いつもと変わりない動作で、車に乗り込む圭くん。
そして、助手席に乗れと運転席からドアを開けてくれる。
もう、逃げられない―――…。
お仕置きって、一体何をされるんだろう……
不安でいっぱいのあたしは、ハァ…とこれからの不安を吐き出すように溜息を吐いた。


