「んじゃま、これで、一安心だし、帰るとするか―――…」
誠さんの一言に乗っかるように雅紀さんたちも「そうだな」なんて乗っかる。
これは、助かったと思ってもいいのだろうか。
そう思っていると、ピタリとドアへと向かっていた足を止め、振り返る雅紀さん。
「ところで圭史。
お前はどうする?
俺たちはこのまま飲みに行こうかと思ってんだけど。
俺ら、徒歩だし。
お前は車だろ?」
「ああ。
俺はそのまま帰る。
茅乃を送っていかなくちゃいけないしな」
へ?あたし?
助かったかもと思っていたあたしはピキッと固まる。
「だ、大丈夫だよ!
あたし、一人で帰れるから!
圭くんは、みんなと…」
「ぁあ!?」
ひ~…っ。
すごい睨まれたよ、凄まれたよ、怖いよ~~~!
なんで、そんなに怒るのさ!
「茅乃。
お前な~、今さっきまで自分が置かれたいた状況をちゃんとわかってるのか?」
「わ、わかってるよ!
でも、静香さんは、もうちゃんとわかってくれたし――…」
そこまで言ったところで、圭くんの視線がより一層鋭くなったので、あたしはピタリと口を閉じた。
「お前には、お仕置きが必要だな―――…」


