居た堪れない今のこの雰囲気。
なんだろう。
助かったはずなのに、逆に今追い詰められている気がして仕方がない。
重苦しい空気が漂っていたところに、バタバタバタという慌しい音が聞こえてきた。
それと同時に、店のドアが開き、息を切らせた雅紀さんとコウさんが現れた。
「大丈夫だったか!?」
勢いよく聞いてきた雅紀さんに、誠さんはピースサインを向ける。
「おう! 大成功!」
暢気にそう言う誠さんに、「そっか…」とホッとする雅紀さん。
ニヤニヤと笑っていた誠さん。
だけど、コウさんはゆっくりと歩いて誠さんに近づいてきたかと思ったら、一発ガツンとグーで誠さんを殴った。
「「「!!!???」」」


