「そこが、圭史の詰めの甘いところなんだよな。
そんなことじゃ、元倉さんはずっと茅乃ちゃんのことを狙い続けて、お前への気持ちを諦めることもできない。
それって、かなり不幸だと思わないか?
俺はそれなら、一層自分を爆発させて、それでいて次の恋へと行けるようにきれいさっぱりとした気持ちにさえてあげるほうがいいと思うね」
た、確かに―――…
「何を頷いてるんだよ、茅乃」
「へ!?」
無意識のうちに頷いてしまっていたらしいあたし。
圭くんはジロリとあたしを睨みつける。
「ほら~。
茅乃ちゃんも、そう思うよね~?」
嬉しそうに両肩を持たれて、首を傾げる誠さんに、あたしは引きつった笑みを浮かべるしかなかった。
圭くんの視線が、すっごく痛いんですけど―――…


