子供+大人=恋?の方程式












     *











「―――で?」


「ん?」





 扉のほうをずっと見つめていたあたし。


 すると、近くから聞こえる低い声に、あたしはすぐ振り返った。


「ひぇ!」





 ギョッとするほどに眉間に皺を寄せて、鋭い視線を向けてくる圭くんに、思わず反射的にあたしは一歩後ずさった。


「な、なにかな?」





 一応、にっこりと笑みを浮かべてみるものの、圭くんの表情は変わらない。


 それどころか、さらに皺が深くなった気が―――…


「『なにかな?』じゃねぇよ! 

お前な、あれだけ危ないって言っていたのに、なんで一人で帰るんだよ!」





 うぅ~…。


 やっぱり、その話か―――…。


 なんとなく、その話じゃないかな?とは思っていたけど、やっぱり?