「―――どういう意味だ?」
急に変わった静香さんの態度に、圭くんも急に声を低めた。
「言葉の通りよ。
茅乃ちゃんが、今、どういう立場にいるのかってこと。
彼女は今もあたしの手の中にいるのよ………」
彼女が言いたいこと。
その全てがわかったと同時に―――…
「誠くん、やっちゃって!
圭史の目の前で、この子のこと、めちゃくちゃにしちゃって!」
「なっ!?」
驚いたのはあたし。
とんでもないことを言い放った静香さんに対しての驚き。
だけど、すぐ傍にいた誠さんが、ゆっくりとあたしに近づいてくるその姿に、あたしは「嘘でしょ?」という思いと同時に、ゆっくりと後ずさる。
だけど、今まですっかり忘れていたけど、あたし、手を固定されていたせいで、抵抗さえもできない状態。
ゆっくりと下がると同時に、足に何かが当たり体勢を崩して後ろに倒れてしまう。
ちょうど、そこにはソファがあって、さらに、この状況にやばさがかかる。
「う、嘘ですよね? 誠さん……」
だって、誠さん―――…
「ごめんね、茅乃ちゃん―――…」
な、なんで謝るの~!?


