そりゃ、よく考えれば、いきなりその言葉はどうかとも思ったけど、心の中で思っていたことよりも、言葉のほうが先に出ちゃったんだもん!
あたしが言いたいのは、今まではっきりと自分の気持ちを静香さんに言えてなかったから。
だから、ちゃんと言わなくちゃいけないと思って―――…。
そう思ったら、ポロッと口から言葉が出ちゃったんだもん。
だけど、確かにこの空気を破ったのはあたしのさっきの一言であって、ちょっぴり自分よりの風が吹いていた静香さんには、迷惑極まりないのだと思う。
それにしても―――…
あのね、圭くん!
いくらなんでも、笑いすぎじゃない!?
仮にも、言ってしまったあたしは、かなり恥ずかしい気分なんですけど!
そこのところ、ちゃんとわかってるわけ!?
おまけに、静香さんからは、今にも殺されそうなほど鋭い視線で睨まれてるんですけど!
「ハァ~…。
やっぱり、茅乃はいいや。
さすが、俺が惚れただけのことはある。
お前は昔から、面白すぎるんだよな。
こ~んなちっちぇ時から、俺に対して敵意ビンビンに出してたもんな」
「何よ、それ。
今、思い出話をするような場合じゃないと思うんですけど?」
だって、圭くんがそんな顔であたしのことを話したりしてるから、あなたの隣にいる静香さんの目がより一層鋭さを増してるんですけど?


