「なあ、静香。
いつまで、そうしているつもりだ?」
「―――いつまでも…。
圭史が、あたしの元に帰ってきてくれるまで………」
「あたしの元って……。
そもそも、俺たちは付き合ってなんてなかっただろうが………」
「・・・・・・」
何も答えない静香さん。
そして、静香さんは、ツ…と圭くんから離れた。
離れてから、ジッと圭くんのことを見つめる静香さん。
「圭史…。ねぇ、抱いて……」
・・・・・・。
「はぁ!?」
眉間に皺を寄せる圭くん。
だけど、離れた位置から見ていたあたしは、あまりにも驚きすぎて声を出すことさえできなかった。
「どこをどうなったら、そうなる?」
うん。
圭くんがそう聞きたくなる気持ちは、あたしにもすごくよくわかるよ。
同意の意味も込めて、あたしも深く頷いた。
だけど、静香さんは圭くんの言葉なんてまるっきり無視。
それどころか―――…
「ねぇ、いつものように抱いてよ………」
「だから、静香………」
「抱いてくれないのなら、茅乃ちゃんがどうなっても知らないわよ?」
逆にあたしを使って脅しにかかってきた。


