「そういう問題じゃない!
圭くんには、見られて恥ずかしいとかそういう感情はないわけ!?」
「そんなことイチイチ気にしてたら、何もできないだろ?
それに、この先これどころじゃすまないようなこともやるんだし。
こんなところを見られただけでぎゃあぎゃあ言ってるようじゃダメだな」
「はあ!?
これどころじゃすまないようなことって?」
「それは―――…」
意味深な笑みを浮かべる圭くん。
な、なんなの~!?
圭くんの顔を見る限りじゃ、とんでもないことだってことだけはわかる!
「まあ、そのうち嫌でもわかるさ」
腕を組み、ふむふむと自分で勝手に頷いた後、圭くんは勉強へと戻ったのだった。
ただあたしに残ったのは、ママに見られた恥ずかしさと圭くんの言う『これだけじゃすまないようなこと』が何を指すのかという疑問だけだった。


