「圭くん、酷いっ!」
「はあ!?」
「あたしはそりゃ、静香さんのようなすごい美女を前にしたら、すごく子供だけど!
あたし、一応こう見えても女だもん!」
「お、おぉ…。
それは、知ってるけど?」
「圭くんっ!
あたしのこと、女だと思ってないでしょ!」
「・・・・・・はぁ!?
あのな、なんでそういう話になるんだよっ!」
「だって圭くん、女は基本信用しないって言ってたじゃない!
それも、たった今!」
「ああ、言ったさ。
だけど、それがどうなってお前を女だと思っていないって話になるんだ?」
目を細めてあたしを見てくる圭くん。
なんだか、その表情が馬鹿にされているように思えてきてますます腹が立ってきた。
「女の人を信用できない圭くんが、あたし以外はってことは、あたしは女として見ていないってことでしょ?」
「はぁ~…」
なぜかあからさまに溜息を吐かれてしまった。
圭くんはこめかみに手を乗せると、力なく顔を横に振った。


