「―――自業自得…」
しまった―――…。
つい、口から思ったことが………。
慌てて、自分の口を押さえたものの、圭くんの耳にははっきりと届いてしまったらしく―――…。
思いっきり、視線だけで殺されそうなほどの視線を投げかけられた。
うぅ…。
そんな目で見られても、本当のことじゃない。
そりゃ、口に出して言っちゃったあたしもどうかと思うけど、当たってると思う。
あたしは圭くんのことが好きで付き合うことにした。
だけど、だからと言って過去の圭くんのしたことを正当化したりはしない。
圭くんの軽率な行動が静香さんを傷つけたのは明らかな事実なんだから。
きっと、静香さんだって圭くんとそんな関係にならなかったら、そこまで思いつめることもなかったと思う。
こんな風に彼女をさせたのは、紛れもなく圭くんのせい。
そして、そんな彼と付き合うのもあたし。
だから、付き合うことを決めたあたしは、その事実も受け止めなくちゃいけないんだ。
こんな面倒くさいこと、圭くん一人で片付けてほしいと思うのが正直な自分の気持ちだけど、そういうわけにもいかない。
付き合うと決めた時点で、あたしも一緒に向き合わなくちゃ。


