「なあ、どういうことだよ?
なんで、ばれてんだ?」
あたしはとりあえず、手を合わせて頭を下げ、圭くんに謝った。
「ごめん! 圭くん!」
「―――お前が自分で言ったのか?」
「ううん。
正確には、あたしじゃない。真澄」
「真澄って、この前一緒に大学に来ていた、お前の友達の?」
あたしはコクリと頷く。
「なんか、ママと真澄。繋がってたみたい」
「繋がってた?」
「うん。メル友なんだって」
「メル友―――…。
まあ、俺は別にばれても構わなかったから、別にいいけど…」
やっぱりな圭くんの意見に、あたしは目をくわっと見開いた。
「全然よくないっ!
だってママ、婚姻届持ち出してきたんだよ!
婚姻届!」
「ああ~…。
付き合う付き合わないとか言ってた時も、そんな感じじゃなかったか?」
く~…っ!
どうして、圭くんはそんなに落ちついてられるわけ?


