「中学三年生の初めかな?
茅乃、真澄ちゃんと二年の時から同じクラスでしょ?
だから、ママ、真澄ちゃんにお願いしたわけ。
真澄ちゃんったら、快く引き受けてくれて、今じゃ、こんな風にメル友になっちゃったわ」
何を、そんな嬉しそうに言ってるんだよ!
あたしが知らない間に、何を勝手に暗躍してくれちゃってんの!?
ママだけじゃなく、真澄まで!
ハァ~…。
でも、真澄なら、ママからそう言われたら喜んで協力しそう。
真澄の性格からして、そう思っちゃうんだもん。
「だからね、茅乃が男の子と帰ってきて、ママ一瞬焦っちゃった。
茅乃は彼氏が居るのに、他の男の子とも?なんて。
ママはそんなふしだらな子に育てた覚えはないのに…」
なぜか、泣きまねをしだすママ。
ママ、マジで鬱陶しいんですけど―――…。
第一、さっき言ったじゃない。
あれは、拓斗だって。
「だから、拓斗だって―…」
呆れながら言うと、「ああ、そうだったわね」と目の端に滲んでいた涙をふき取るママ。
えっ!?嘘でしょ?
本当に泣いてたの?
否定までして、それで納得までしてたのに―――…。
どこまで、想像力豊かなのよ。


