「もう、焦らせないでよ。
ママ、てっきり茅乃が浮気したのかと思っちゃったわよ。
茅乃、圭くんとお付き合いしてるんでしょ?」
思わぬママの発言に、ギョッとしたあたし。
「―――マ、ママ?
どうして、あたしが圭くんとお付き合いしてるって?」
確か、ママたちには面倒くさいことになるからと思って圭くんと二人、秘密にすることで落ち着いたはず。
それなのに、どうしてママが知ってるわけ?
まさか、圭くん。
私との約束を破って話しちゃったとか?
ママには話さなくても、ついポロッとおばさんに話したりしたことが、ママに筒抜けで報告されたとか―――…。
有り得る。
大いに有り得る!
「うふふ。
実は、真澄ちゃんから報告もらったの~」
にっこりと微笑むと、ママは真澄からのメールを嬉しそうに見せてきた。
んなっ!
そこには―――
【ママさん、ご報告で~す! ついに、茅乃と圭史さん、お付き合いすることになったみたいですよ~! おめでとうございま~す!】
要所要所に絵文字、顔文字が散りばめられてて、うっとうしいぐらいチカチカするメール。
圭くんが漏らしたのかと思ってたら、思いもよらないところに犯人が!
真澄が犯人だということも衝撃的だけど、その前に、あたしには一つ疑問がある。
「どうして、ママと真澄がメールを送りあう仲なの?」


