相変わらず、突然の意味のわからないママ。
私はリビングの入り口で陣取っている、ママをどかすと入り、ソファに座った。
「あっ、美味そう~…」
テーブルの上に置かれているバームクーヘンやフィナンシェやパウンドケーキなどの焼き菓子が入れてある茶うけから、私はフィナンシェの包みを取ろうと手を伸ばす。
すると、バシッとその手を叩かれた。
「もう、さっきから何なのよ~…。
痛いじゃない!」
叩かれた手を擦りながら、ママを見ると、ママは腰に手を当て、さっきよりもより一層攻撃的な目であたしのことを見てきた。
「食べる前に説明しなさい! 説明!」
「説明? なんの?」
「んまっ!
なんのって、さっきのことよ。
さっきの!」
「さっき?」


