ん~…、もう!
わかったわよ。
わかったわよ。
言えばいいんでしょ。
言えば!
あたしはグッと息を飲み込むと、ギュッと目を瞑った。
「ちゃんと、断った!
自分の気持ちも静香さんに言った!」
「・・・・・・・」
どうだ!
言ってやったぞ!?
それなのに、なぜ、沈黙?
何か言ってくれないかな?
もしかして、そんな言葉が返ってくるとは思わなかったとかいう、ベタな答えじゃないでしょうね!
そろそろと瞑っていた目を開けると―――…
「―――で?」
んんっ!?
『で?』って、何?
眉を寄せて圭くんを見ていると、あからさまに溜息を吐かれた。
「その後、静香に何か言われたんだろ?
お前が宣言したってぐらいで、様子がおかしくなることなんてないだろ。
その後で何を言われたんだ?」
す、するどいっ!
って、そこは感心してるところじゃない!
これは、言うべき?
実は脅しらしき言葉を言われました…なんて。
でも、これって、完璧告げ口みたいじゃない?
それは、なんか―――嫌…。
プライドがないみたいな感じだし。
そりゃ、あたしにプライドなんてものはないけどさ、それをしてしまったら女が廃るって感じがするし―――…


