「うん!
でも、そういうのも頭に入れておいて勉強ってした方がいいよね。
あたし、高校受験の時、かなり追い込まれて、すっごい後悔してたもん。
もっと、ちゃんと勉強しておけばよかったって」
だから、なんの勉強もしてないのに、あっさりと受かってる拓斗が受かったって聞いた時は、すっごくムカついたもん。
「まあ、どうでもいいけど、いくら応用が解けても、基本をないがしろにしてたら意味がない。
応用も大切だけど、ちゃんと基礎問題も勉強しておけよ。
あと、ケアレスミス。
問題は解いても、計算ミスが目立つから、テストが終わってからも気を抜かず間違いがないかきちんと見直すこと」
「は、はい!」
真剣な顔で言われたので、あたしもつい気合を入れて返事をしてしまった。
すると、フッと今までの真剣な顔から圭くんは優しそうに微笑んだ。
そして、手を伸ばしてきたかと思うと、あたしの頭の上にポンと軽く手を置いた。
ん?何?


