「そう言えば、そんなこと言ったこともあったな~…」 え~~~!? すでに、遠い過去のことみたいに話さないでくれる? ちょっと前だから! そのことを言ったのは! 「け、圭くんっ?」 「わかってるって―――…。 ちゃんと、勉強はする。 だけど、もう少しだけ―――…」 切なそうにそう言われて、ギュッと抱きしめられる力をこめられると、もう何も言えないじゃない―――… あたしは、離そうとしていた手から力を抜き、圭くんの腕に手を添えるようにして、ただ圭くんのぬくもりを感じていた。