「なにさ、いきなり笑い出して!
もっと、他に言うことあるでしょ?
圭くんって、本当にあたしのこと好きなわけ?」
「何?
いつもこんなだから、信用ないの? 俺」
コクンと力強く頷いてやった。
当たり前だろ!
こんな仕打ちを毎回受けてたら、告白なんてされても、「はい、そうですか」と素直に受けとれるわけがない。
その裏に何が企みが潜んでいるんじゃないかと勘ぐっちゃうの。
「ふ~ん…。
だけど、俺のこと好きになったんだ?」
にんまりと笑いながら聞いてくる圭くん。
さっき、もう一度言えって。聞こえてなさそうに言ってたくせに、完璧聞こえてたんじゃない!
この野郎~…!
「もう!
圭くんなんて、嫌い!」
プイッと顔を逸らす。
だけど、暫くしてあたしの背中にゆっくりとだけどぬくもりを感じた。
「け、圭くんっ!?」
それが、圭くんがあたしを後ろから抱きしめたんだということにすぐに気づいた。
な、なに~!?
今までのからかい感からは想像もできなくて、あたしは焦る。
だって―――…


