圭くんはじ~っとあたしのことを見てきたかと思うと、にやりと笑う。
それは、いつもの圭くん。
そのことに少しホッとした。
なのに、降ってきた言葉は最低なものだった。
「お前、意外と胸あるんだな」
おいっ――…。
あたしは見られてだけでも、かなり傷ついてたりするんだぞ。
なのに、なんだそれ。
傷口を広げるようなことを言いやがって!
沈黙や気まずさが嫌で、場を和まそうとしたけど、すぐに後悔。
こんなこと言ってくるなら、気まずくても沈黙してたほうがマシだった。
おまけに、胸って―――…
あんた、しっかりと見たのかいっ!
「はぁ~…。今日は厄日だ………」
疲れマックスで、あたしはテーブルの上に突っ伏した。
「そういや、お前。
今日、大丈夫だったか?」
「大丈夫って?」
「静香。
お前、学校で待ち伏せされてたんだろ?」
そ、そうだよ。
そうだけど―――…


