子供+大人=恋?の方程式






 そんなことを言われても、あたしには何も言えなかった。


 ううん。


 答えられるはずもなかった。


 だって、あたしはきっと、言ってはいけない一番の人間だから。


 前のように、圭くんのことをなんとも思ってない時は、何でも言えた。


 自分に気持ちがない限り、圭くんがどんなに好きだと言ってくれても、あたしは応える気なんてなかったから。


 だけど、今は違う。


 圭くんに気持ちを言われ、そして、自分も圭くんと同じ気持ちになってしまったあたしは、この人の一番の敵なんだ。