「でも、どうしても茅乃ちゃんとはお話したくて―――…。
それに、こんなこと茅乃ちゃんにしか相談…というか、お願いもできなくて―――」
「―――お願い…ですか?」
相談から、お願いに変更になった。
なんとなく、嫌な予感。
こういう時に「お願い」なんて言葉を使ってくる時に浮かんでくるシチュエーションは、これまで何度も少女マンガや小説で読んだことがある。
まさか、その典型的なお願いじゃないわよね?
「あたしが、茅乃ちゃんにお願いなんて、圭史のことしかないんだけど―――…」
予感的中?
この先に続く言葉って、取り持ってとか………
「こんなこと茅乃ちゃんにしかお願いできないの。
茅乃ちゃん、あたしと圭史の仲を取り持ってくれないかな?」
うわっ、ビンゴ!
まさか、ここまで典型的なお願いというか頼まれ方って―――…。
状況が状況なだけに、動揺しちゃうかと思っていたけど、なんか冷静に受け取れちゃった。
それは、予想通りだったからかな?
「ねぇ、お願いできないかな?
圭史、あたしから何を言っても、聞いてくれなくて。
だけど、茅乃ちゃんから言ってもらえると、聞いてくれると思うの」


