「け、圭くん!?」
「そ。
ここのカフェ、ケーキの味もだけど、イケメン揃いだって噂なんだよ。
その中でも、圭史さんは人気みたいだね。
みんなの視線をあんなに集めてるんだもん」
た、確かに―――…
「ね? 茅乃。
圭史さんがモテるのは、大学に行った時にもすでにわかってたでしょ?
大学だけじゃなく、こんなバイト先でも狙ってる女なんてたくさんいる。
早く自分の気持ちに正直にならないと、後悔するよ。
妙な釘を刺されてる場合じゃないでしょ」
「妙な釘って…」
「その静香さんて人のことなんて気にしないで、さっさと圭史さんとくっついちゃいな」
くっついちゃいなって―――…。
「それで、くっついちゃった時は、もれなく個人取材を―――」
どこまで行っても、真澄は真澄だった。


