自分の中では、かなりできたと思う。
だけど、いざそんな風に言われると、もし下がっていたらと考えてしまう。
だって、確かにあたしはできたよ。
だけど、周りも前のテスト以上にできていたら?
うぅ………。
テスト明けでハメを外すはずだったのに、なんか、急に心配になってきた。
あたし、こんな風にハメを外しちゃってていいのかな?
「ねぇ、茅乃。
それ、食べないならもらっちゃってもいい?」
フォークをすでにあたしの方へと向けようとしている真澄にあたしは慌てて、自分の前に置いてあるモンブランの乗ったお皿を持ち上げた。
「ダメ!」
「え~、ケチ~!
いいじゃん、一口ぐらいくれてもさ」
ぷぅと頬を膨らます真澄。
「あのね、真澄。
あたしだってね、真澄がもらわずあたしだけもらってたら、分けてあげるよ。
だけど、あんたも自分の分もらって食べちゃってるんだから。
人のまで食べようとしないの!」
まったく、ケーキと記事のことになると、目の色変えるんだから。


