思わず、立ち上がってしまったあたし。
だって、お見合いって、お見合いって―――…。
え?え?え?
ちょっと、待って。
状況がイマイチ呑み切れてないというか………。
「まあ…。どうしたの、茅乃?」
首を傾げるママ。
だけど、えっと―――…。
頭の中がぐちゃぐちゃで上手く整理ができない。
だって、見合いって―――…
本当はママに聞いてしまいたい。
だけど、そこでママがあっさりと「そうよ」なんて言ってしまったら、あたしは立ち直れない気がした。
立ち直れないって、何にって感じだけど、なんとなく―――…。
自分でもよくわからないぐらいに頭の中はごちゃごちゃで、あたしは大人しく席に着いた。
「なんでもない………」
一言だけを残して。
そもそも、もし、仮にだよ。
本当にママたちがあたしと圭くんをお見合いみたいにさせようと思ってたとしても、当人同士のあたしたちにはその気は全然ないんだもん。
外野がどうあがこうが自分がしっかりさえしてれば、大丈夫なはず。
いくら、ママが普通とは違ってても、娘を好きでもない相手に強引に結婚させようとはしないはず。
そうよ。
たぶん―――…
―――本当に大丈夫かな?
なんか、不安になってきた。
ママのことだもん。
強引に話を推し進めようとするかもしれない。
そうなると―――…


