「あなた、何を言ってるの?
さっき圭史くんが言っていたこと聞いてなかったの?」
はい?
お姉さまたちに睨みつけられ、あたしは困惑―――…。
だって、あたし、否定したんだよ。
あなたたちが圭くんとあたしの仲を誤解しているようだったから。
それなのに、どうして?
「あなた、まさか、圭くんから大切な人と思われてることにいい気になってない?」
はい~?
な、なんでそうなるの?
ハッ!
もしかして、圭くんが言っていたさっきの言葉ってこのこと?
何を言おうが、この人たちには通じてないって。
って、いうか、なんでわからないのよ、この人たちは!
あたしには圭くんが何を思っていようが関係ないし、その気もないんだってば!
それなのに、なんで、こう責められてるわけ?
意味がわからない。
そして、こんな状態にさせた張本人である圭くんはというと、この理不尽な攻防を面白そうに見ていた。
この、人でなし!
やっぱり、こいつなんて大嫌い!


