「あたしと圭くんはただの家庭教師と生徒というだけの関係です!
それ以上の関係は全くありません」
はっきりと宣言してやった。
このまま、圭くんの思い通りになんてさせない。
これが、あたしの宣戦布告よ!
意気込むあたし。
だけど、圭くんは涼しい顔であたしのことを見ていたかと思うと、ニヤリと笑う。
な、なに?
その不気味な笑いは………。
たった今、宣戦布告をしたばかりなのに、すでに、言ってしまったことを後悔しそうになるあたし。
これじゃ、今までと一緒じゃないのよ。
がんばれ、あたし!
あたしはなんとか自分の気合を入れなおす。
「お前が何を言おうが、何も変わらないと思うけどな」
あっさりと、とてもあっさりと言われてしまったあたし。
何も変わらないって、何が?
当のあたしはなんのことかさっぱり。
圭くんが何に対してそんなことを言っているのかわからない。
首を傾げていると―――…


