「圭史は基本、人当たりはすごくいいしね。
だから、女の子もよってくるんだよね」
「え~?
そうなんですか~?
なんか、茅乃から聞いてたイメージと違うんだけど………」
冷たい視線をあたしに向けてくる真澄。
だけど、それは絶対に猫をかぶってるんだよ。
圭くんが人当たりがいいなんて………。
あっ!
もしかして、ママに見せているような態度を他の人にもしてるとか?
それだと仕方ないかも。
あれは、騙されるよね。
知らない人なら、確かによってきてるかもしれない。
「詳しいことは、本人に聞いてみたら?」
「「はい?」」
あたしと、真澄の声が重なった。
すると、すぐ横で「あ、圭史だ」と冷静に言った拓斗の言葉に、あたしは顔を真っ青にさせた。
だって、目の前にいる圭くんの目は明らかにあたしのことをロックオンしてたんだもん。
「あたし、か、帰る!」


